生命にとって寿命とは何でしょうか。多くの生物にとって、長寿というのは実は大して重要視されていません。どちらかと言えばおまけのような事。長寿を追い求めているのは人間だけではないでしょうか。
私たちには寿命があり、死を迎えるのが必然だと思っています。ところが、実際地球には不死なる生命に満ち溢れています。その1種がプラナリアというナメクジのような水棲生物です。
理科の教科書にも載っていたりしますね。川や水路に棲み、昆虫を食べて生きています。このプラナリア、身体を縦半分に切ると、切られた部分から新たな身体が伸びていくのです。頭を切られた方は、目も脳も再生するのです。
1週間もすれば、1匹だったプラナリアは2匹になっているでしょう。ここまでの再生能力はやはり驚異的です。まさに不死身としか言いようがありません。なぜプラナリアはこのような事が出来るのでしょう。そのカギは、「全能性」という能力にあるのです。